”農業”。
40代、50代の人に人気の趣味?ですね。年を取ると土いじりが楽しくなる人が多いでしょう。
そんな農業もれっきとした副業の一つです。
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メリット
副業に農業を選んだ人には、3つのメリットがあります。
1つ目は、あなたの総所得から必要経費を控除できることです。例えば、肥料代や農機具代を経費とすることができます。
青色申告について税務署の承認を受けていれば、65万円の青色申告特別控除が受けられます。
すなわち、黒字が65万円以内であれば所得ゼロと同等になり、追加の所得税がかからないことになります。市販の会計ソフトを活用することで、青色申告の条件である複式簿記による記帳ができます。
2つ目は、自分で育てたい作物を育て、販売した残りの収穫物は自分で活用できることです。食べ物であれば、家族やご近所で味わうことができます。ただし、自分で消費したものについては、家事消費分として収入にカウントする必要があります。
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3つ目は、収穫した作物の販売を通じて、人間関係の幅が広がることです。農業関係者との情報交換は、本業とは異なる視点でのビジネスを考えるきっかけの一つになるでしょう。自宅の前等で直接収穫物を販売する時に、自分の作物を選んでくれた人とのコミュニケーションが深まるのも、副業の楽しさの一つなのかもしれません。
デメリット
一方、デメリットもあります。
まず、農業自体が天候に左右されることです。農地や作物の手入れを悪天候時に行うことは難しいケースがあるので、基本的には天候が良い時に行うことになります。
天候の変化に応じた休日の調整は、本業へ影響が及ぶリスクがあります。農作業には肉体労働の場面もあるため、疲労を本業に持ち越さないよう、自己管理も大切になってくるでしょう。
農地や作物の状況を確かめづらい場面も想定されます。ネットワークカメラや家族の助けを借りる方法もありますが、本業がある以上すぐに作物のもとに駆けつけることは難しいです。その点で、自分の五感による確認をすぐに行えないもどかしさを感じるかもしれません。
また、農業収入は作物の収穫高や市場の状況により変動するので、収入を予測しづらい側面もあります。不作になった場合は、赤字収支になる可能性もあります。確定申告を青色申告で行う場合には、赤字を3年間繰り越せる仕組みもありますが、手元に現金が少ない場合には融資等による資金調達を考える必要も出てきます。
副業全般のメリット・デメリットについては、副業のメリット・デメリットを参考にしてください。今まで気づいていなかったことに気づけるかもしれません。