きっかけ
FXをインターネットなどで調べるてみると、「外国為替証拠金取引」などと書いてあるため、初めは難しそうなので敬遠していました。
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ところが、いろんなサイトを見ると一万円もあればできる上に、手続きも非常に簡単だということを知って、チャレンジしてみることにしたのです。
実際にやってみると決して専門的な知識が必要ないことがわかりました。
早い話が安く外国のお金を仕入れて、最終的には高く売ることによって、その差額分が設けとなるわけです。
始めてすぐに儲かったことで有頂天
しかも私がFXを開始した時はちょうど円高のタイミングでしたから、少ない資金で外国のお金を大量に買うことができたのです。
おかげでわずか一ヶ月で二千円ほどの黒字になりました。
はっきり言って、この時点では自分のことを投資の天才、あるいはお金の錬金術師くらいに考えていました。
私のタチが悪いのは、数千円しかプラスになっていないにも関わらず、友人に「FXで勝つコツは見極めが大事だね」などと語っていたことです。
焦り・動揺・慌て
ただ、世の中そんなに甘い話はなく、最初はあれだけ調子が良かったのに、私が買ったら下がって、売った直後に上がるといった状態が続きました。
このころはまだ自分には才能があるのだと信じていましたから、当時の私の全財産である五十万円を投資していたのです。
加えて友人たちに「FXて負けるのは馬鹿な人間だ」などと大口を叩いていたのでやめるわけにいきません。するとみるみる軍資金を減らしていきました。
正直、ショックのあまりはっきりとは記憶していないのですが、半年もかからないうちに二十万円ほどになっていました。
自分でもどうかしていたなと感じるのは、負けるたびにそれを取り戻そうと焦ってしまい、慌てて売り買いをして傷口を広げてしまっていたのです。
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投資を見つめなおして反省する
ただ、この時のことを振り返って、唯一自分の行動の中で褒めてあげられる部分があるのだとすると、レバレッジを利用しなかった点です。
これは儲けが何倍にもなる反面、マイナスも何倍にもなってしまうため、もしも最大のレバレッジでFXをしていたらと考えると今でも恐ろしいです。
元来が臆病な性格だったことが幸いして、何とか三十万円ほどの損で食い止めた私は、ここでやっと考えを改めました。
私が反省しなければならないのは、手当たり次第に手を出していたところです。
負け続けると、とにかく動きたくなります。そのため南アメリカランドやトルコリラなど初めて耳にしたものを売り買いしていました。
しかし、ほとんど勉強もしていない素人が、これらの通貨が上がるのか下がるのか読めるはずがないです。
我慢が上手に運用するコツ
そこで私はアメリカドルに絞ることにしたのです。理由は単純で、アメリカのことは常に日本のテレビで取り上げているからで、比較的動向が読みやすいです。
それから個人的にこれが一番重要だと考えているのですが、FXは我慢です。
少しくらいの損が出ても、また好転するだろうと、どっしり構えていると意外に良いです。
投資額の五十万円にはまだ足りませんが、負ける回数は圧倒的に減りました。