FXは、外国為替の動きを利用した投資です。売買益での利益の他、スワップポイントによる利益も得られます。 外貨預金に比べると手数料も安いので、外貨預金の延長の気分で始めました。
根拠なしの成り行き注文
当初は資金もそれなり入れ、ロスカットが起こらない状態にして成行での売買をしていました。
相場の動きによって数千円の利益が出たり損が出たりハラハラしながら投資をしていました。
特に売買を行うときの根拠はなく、何となく上がりそうなときに買いを入れ、下がりそうな時に売りを入れていました。
少し利益が出たらうれしくなって簡単に利益確定をし、損になったときはいずれ戻るだろうと塩漬けにしていました。
損が数万円レベルになるとさすがに耐えられなくて損切りをしますが、損切りをした後に相場が戻り始め、損切りをしなければよかったと思う状態が何度もありました。
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運がよかっただけで調子に乗る
それでも、多少売買のコツがつかめてくると損よりも利益の方が多くなってきます。
最初の1か月はマイナスの3万円ぐらいだったのが、次の1か月では前の月のマイナス分を取り返してさらにプラスの3万円が得られるようになっていました。
数字上は利益が出ていたので、すっかりFXをマスターしたと勘違いして、この先の大失敗に向かっていきます。3万円プラスになったときに考えたのは、建玉を倍にしたら利益も倍になるのではないかということです。
取引量を増やすことはリスクを増やすこと
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それまでは1万通貨の売買しかしていませんでした。通貨も一つの通貨しか扱っていませんでした。もっと多く使えばその分利益が出るだろうと思ってしまいました。
もちろん利益の根拠が分かっていれば成功するのでしょうが、この時は何となく利益が出ていた状態です。建玉を増やすと、利益も上がりますが損もその分多くなります。
せっかくプラスになっていた資産がどんどん減り、瞬く間にマイナスになってしまいました。
この時に事前に損切りの設定をするとよいと知り、塩漬けを無くせば利益につながるのではと考えました。
しかし損切りの幅が狭かったので、下がるとすぐに損切りにかかってしまいました。
売買ルールを作成し、徹底すること
これでもどんどん損が膨らんでしまいました。結局損が数十万円の所で退場する決意をしました。
失敗の理由としては、為替相場の仕組みなどを全く理解せずに投資をした点が挙げられます。
何となく売買していては利益は得られないでしょう。
無理な通貨単位での投資も長続きがしない原因でした。
千通貨などで行えばもっと楽に続けられたかもしれません。相場の読み方を勉強し、売買ルールを決めれば成功できたかもしれません。