FXは通貨をいくらの値段の時に買って、いくらになったら売るのかと簡単に設定することができ、自分自身は働いていても遊んでいても通貨がその通りに変動すれば決済されるためとても手軽です。
その手軽さや「お金に働いてもらおう」という記事に魅力を感じFXを始めました。
損切の考え方
最初のうちはトレンドの予測の仕方であったり、チャートの読み方を勉強して思い通りに決済される度に喜んでいました。
仮にうまく決済されていなくても、小さな損失の間に損切りをして結果的にはプラスになっていました。
FXをしている人の記事には概ね2つのパターンがあります。
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一つは損切りをするべきだというもの、もう一つは損切りはしないというものです。
前者は余裕資金内でやり繰りするためには、欲を張らずに損切りを行い例え少ない利益でも大きな損失になる前に対処すべしという趣旨です。
後者は、700pipsくらいならば例え時間がかかったとしても戻ってくるのだから損失にはしないで保有し続けるという考えです。
損切は損する
私は最初は前者の考えを大切にしながら取引していましたが、少しずつ「損はしたくない、損するくらいなら保有しよう」と後者の考え方に変わっていってしまいました。
トレンドが多少ずれたくらいであれば、赤字であっても保有し続けることはさほど苦ではありませんでした。
しかし、大きくトレンドが変動し1週間ほどで200pipsほど落ち込んでしまうと事情が変わってしまいました。
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私は元々少ない証拠金で取引しており、余裕資金も3万円ほどしか備えていませんでした。
そのため、200pipsも落ち込んでしまうと一気に余裕資金もなくなり証拠金不足に陥ってしまいました。
証拠金のために貯金をつぎ込む
そのまま損切りをしていればいいものを、「今を乗り切ればまた戻ってくる、今さえなんとかできればいい」と貯金をどんどんつぎ込んでいきました。
「追加したお金でまた決済して利益を出せばいい」とお金をつぎ込むことに躊躇いがなくなり、貯金がなくなって日常生活に支障が出るまで感覚が麻痺していました。
貯金が底につき始めたときにようやく「このやり方は私には合っていない、失敗していたんだ」と気付き、大きな損失を出しながら損切りを行いました。
経済情報・専門情報を活用しましょう
各証券会社もサービスの一環で今後の予想を公表していたり、チャートの予測を行ったりしています。
それらを参考にしつつ、自分の余裕資金でできる取引を行うことが大切です。
自分の余裕を超えた範囲に手を出してしまうと、自分の首を絞める結果になってしまうのです。