FXとの出会い
私がFXを始めたのは会社の上司の話を聞いたのがキッカケです。
投資には興味があったものの、大きな金額を用意出来る余裕もなく、株をやるにも無数にある会社の中から選ぶのはとても敷居が高く感じ、なんとなく何も出来ずにいるなかでFXに出会いました。
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初心者でも儲かると思いこむ
個別株とは違い、身近にある通貨(ドルや円)が投資対象ですし、何より多くても十数種の通貨の組み合わせの中から選ぶというのは初心者には抵抗なく入る事が出来ると思います。
まずはFXの本を購入して一通り専門用語や注文方法、値動きの大きな経済指標等を覚えました。
それからネット上や購入した本に共通して書いてあったのは、自分なりの利食いと損切りラインを決めて冷静に対応すること。
この時点では根拠もなく勝てる!と思い込んでいた気がします。
連戦連勝のレンジ相場
大きな勘違いをしたままいざ実践!まずは一番馴染みのあるドル円から取引開始です。
私がFXで取引を始めたのは東日本大震災の後で、歴史的な円高の最中でした。
ドル円は殆ど動きがなく、レンジ相場が続いていたために何処でエントリーしても少ない額ですがプラスで決済できる状態が続きました。
暫くは勝率は100%だったと思います。
ここで「FXって簡単じゃん」と勘違いが酷くなります。
更に上司がメインで取引していたポンド円やユーロ円といったボラリティの高い通貨に手を出し始めます。
ここでもレンジ相場によって、マイナスになっても数日待てばプラス域になるのでその繰り返しになっていきました。
ルールも作らず、成り行き注文
思い起こせば既にこの時には、自分の決めた利食いと損切りラインなんて忘れて、適当にエントリーしてプラスになったら決済するという酷い取引をしてしました。
それに加えネット掲示板の情報を真に受け取引をするなんてことも多くなっていきました。
そんなある日、FX最大のイベント、アメリカの雇用統計の日を迎えます。
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発表時間を迎え、お決まりのロングをネット掲示板を眺めながらエントリー。
案の定思惑とは反対に動きますが、その時の私には損切りをする選択肢は存在しません。何故なら値は戻ると信じ切っているからです。
日付が変わっても値は戻らず、その週の取引は終了し持ち越しとなりました。
そして土日に出るわ出るわネガティブニュース。
そこからはナンピン地獄の始まりです。下がっては買い、また下がっては買いの繰り返しが続きます。
結果は資金がなくなる
その後値は戻らず、結局取引開始から半年足らずで手持ち資金の30万円を溶かし退場となりました。
反省点を挙げればキリがないですが、マイルールの徹底が出来なかったこと、ネット掲示板の情報に惑わされたこと、そしてナンピンを続けてしまったことで一発退場になってしまったのだと思います。