3年前、定年退職して退職金を得たことを機にFXを始めました。
今でこそ月に5万円前後の利益が出ていますが、始めた当初は毎月の取引結果のトータルはマイナスであることがほとんどでした。
それでもめげずに勉強と実践を繰り返し、なぜそのころは損ばかりだったのか、気づいたことがあります。このことを踏まえて、FXの初心者としての心得をお話します。
投資ルール作り
まず一番大切なことは、自分の決めたルールを必ず守ること。
このルールとは、必ずしも自分が編み出した手法である必要はありません。
FX取引を始める多くの人は、書籍やインターネットからFXのやり方を学ぶのではないかと思います。
ここから学んだエントリータイミング、損切り・利益確定ポイントで、自分がこれにしようと選んだ方法をしっかり守ることが大切なのです。
ルールを守る
私は、実際に取引を始めてみると、自分の決めたエントリータイミングでないところでエントリーしてしまったり、損切りしなければならないポイントに達しても、「これから反転してプラスになるのではないか」と考えて損切りを見送ってしまうことが多々ありました。
確かにそれで多くの利益を手にすることができるかもしれません。しかし、思わぬ方向に相場が動いた場合には、取り返しのつかない損失を被ってしまいます。
そうならないためにも、一度決めた自分のルールは何があっても守るという意思が大切です。
余裕ある資産運用
また、資金に余裕を持って取引をすることも心得ておく必要があります。
FXはレバレッジを利用すれば、持っている資金の25倍もの金額を運用することができます。
相場が思い通りに動いた場合には一獲千金のチャンスがある一方、逆に動いた場合には、やはり大きな損失を出してしまいます。
また、大きすぎる金額で取引している分、少しの相場の上下で含み益・含み損が大きく変動することとなるため、決めた損切り・利益確定ポイントまで待つことができず、不利なポイントで決済してしまう原因になります。
精神的な疲れと資金の減少から、FX取引自体を続けることができなくなることも考えられます。
初心者は基本忘れるべからず
FXは、専門用語や取引方法など勉強しなければならないことが多くあり、これらは書籍を読んだりインターネットで情報収集を行って身につけることができます。
しかし、上記の2点はしっかり心に留めて実際に取引をすることでしか身につけることができません。
確かな知識と経験の両方を身につけて初めてFXで利益が出せるようになります。